取り組み

2019年TNRを行いました

女の子1匹不妊手術、男の子2匹去勢手術をして、さくら猫となり、リリースしました。

(男の子1匹は、横腹に円形の傷、もう1匹は、耳から血がでていましたので手術の際に、抗生剤の注射もしていただきました。)

ウィルス検査もしました(男の子1匹は、エイズが陽性でした)

2018年9月にTNRを行いました(結果はTNでしたが)

2018年917日ノラ猫を増やさないための取り組みとして、真鶴港付近で

ノラ猫を捕獲し→→→不妊手術をして→→→元の場所に戻す

のための捕獲を行ないました。

その日に捕獲したのは、母猫1匹と子猫3匹でした。

 

病院で不妊手術をする前に、母猫に横隔膜ヘルニアという病気が見つかり、その手術をしないと不妊手術もできないということでその手術もしていただきました。

 

獣医さんのお話だと、過酷な外猫暮らしだと、再発の可能性大です。できれば、リリースしないで、静かな暮らしをさせてあげてください。とのこと。なので、少しでも長生きしてもらいたいと、リリースすることをやめ、里親さん募集に切り換えました。

 

母猫が病気療養でリリースできなくなったため、子猫たちのリリースもできなくなりました。

子猫たちだけで、リリースすると、母猫を探して、迷子になったり、道に飛び出て、車に退かれたりしてしまうからです。

そのため、急遽、子猫たちも里親募集となりました。

 

 

    

  不妊手術をし・ウイルス検査をし(陰性)トイレトレーニング・ワクチンなどをして、里親さんを募集しました。

幸い、全員、エイズや白血病などの病気は、ありませんでした。

★写真は、耳カット(手術済のしるし)がない(手術前の写真もの)もありますが、不妊去勢手術のさいに、全員耳カットしていただきました。

 

その後、白い子は、真鶴のご家庭に、他の2匹(♂・♀)も大磯のご家庭に兄妹で引き取られ、あたたかい家族での幸せなスタートになりました。

 

母猫さんも、熱海の里親さんが決まり、1ヶ月の療養後にワクチンをしてから

譲渡となりました。

 

 まにゃづるメンバーは、イベントで地域猫のために啓蒙をしようと集まった有志たちです。自分たちで今できることで、何かしたい!と集まった者たちです。すでに自分たちでも保護した子を飼っていてます。

 一昨年から、TNRをしましたが、2018年のTNRでは、母猫に病気が見つかり、リリースできない状態となり、母猫は、手術後、自宅で保護、子猫たちは、知り合いのボランティアさん宅で保護していただくこととなり、リリースするところを里親募集へと切り換えました。

 

 2017年は、イベントが終わってから、イベントで集まったお金をTNR からリリースまでに使わせていただきました(12匹手術してリリース)。

 

 イベントが終わってからだと妊娠シーズンに入ってしまうため、2018年はどうしようかと考えていたところへ、「あそこに、猫たちが出没していて、轢かれそう!」という声をいただき、急遽、イベント前にTNRとなりました。

 

 予想外の病気が見つかったことで、不妊手術以外に、別の病気の手術代、

里親探しになったために、ワクチン代・ウイルス検査代・ノミダニ駆除代などもかかり、多額の出費となってしまいました。

 

どうか、皆様まにゃづるのイベントで、バザー品の購入、募金などのご協力をよろしくお願いいたします。

 

お金は本当に苦しいですが、今回は4匹があたたかい家庭に行くことになったので、それが何よりの救いであり、私達の喜びです。

 

                     

2017年11月TNRを行ないました

まにゃづる実行委員会で10月に予定していました真鶴のノラ猫たちのTNRですが、2回の台風で延期になり、11月に4回に渡って行ないました。

真鶴町役場が窓口となり、行政枠で、さくらねこ(動物基金)の申請をしてもらい、さくらねこ(動物基金)の提携の動物病院で手術をしました。

捕獲の指導は、「おだわらねこ」さんにご協力いただきました。

捕獲器も「おだわらねこ」さんにお借りしました。

第3回「まにゃづる」で集まったお金から、このTNRにかかる費用(捕獲器レンタル代・おだわらねこさんにお礼など)に使わせていただきました。

 

 

・1回目は、12日、夜からはじめましたが、タヌキさんに遭遇して、中止。(タヌキが捕獲器に入ってしまった場合、狂犬病を持っている可能性があるため、とても危険です)夜はタヌキさんが出てくるので、できないということを知りました。

 

・2回目は、13日に朝から夕方まで、行ないました。この日は、7匹捕獲しました。

 

・3回目は、14日、この日は昼間から夕方までで、2匹捕獲。

 

・4回目は、21日、この日も夕方までやって、3匹捕獲。

 

男の子5匹、女の子7匹、合計12匹を捕獲して手術し、元の場所に戻しました。

12匹のノラ猫たちが、地域猫(さくらねこ)としてデビューしました。

手術をした子は、目印に片方の耳先をさくらの花びらのようにカットします。

(麻酔中に行ないます)

 

3回目からは、一度かかってしまった子が、またかかってしまったり、警戒して入らなくなったり、捕獲器を置いているのに、エサやりさんが別の場所でエサをあげていたり、難しさを感じました。

「今、入っているよ~!」と連絡を下さる協力的なエサやりさんもいらっしゃいますが、逃げるようにして去ってしまうエサやりさんもいます。

エサやりさんが、どのくらいいるのかも把握できていませんが、そういうエサやりさんともネットワークを組んで行けたらいいな~!と思っています。

 

こうやって置きます↓

手前にカリカリエサ、一番奥に缶詰のエサを置きます。

奥のエサを食べようと板を踏むと、入り口の扉が降りて閉まります。

 

 

2回目にかかった子たち↓

 

つかまって神妙な表情(大丈夫だよ!)

 

中には威嚇してくる子もいます(怖い思いをさせてゴメンね)

 

ちょっと痛々しいですが、麻酔が効いています。(ゴメンね)

 

2回目、リリース前の一枚↓

 

 

猫自身の右耳先をカット=男の子 

 〃    左耳〃    =女の子

 

手術と同時にワクチンもうっていただきました。

フェロガード3

(ヘルペス・カリシ・パルボの3つのウィルスに対応したものです)

 

車に退かれてしまったり、トンビにさらわれたり、カラスにつっつかれたり、

食べ物がなかったり、

外で暮らしている猫たちは過酷な日常を暮らしています。

(それも生態系だから仕方ない!という意見もありますが・・・)

でも、それはまだいいほうで、

9月には、子猫がビニール袋に詰められてゴミ捨て場に捨てられる事件がありました。

人間が一番残酷なのかも知れません。

 

もともと今巷にいる猫は、人間と共に暮らしていたものなんだそうです。

ネズミ退治のために連れて来られ、世界中に広まって行きました。

 

ヨーロッパでは、魔女狩りとともに猫も迫害したため、

猫のいなくなった町はその後、ネズミからの伝染病が広がってしまい、

猫を迫害してしまったことへの後悔の歴史があります。

 

日本でも、お米屋さんや食料を扱うところをネズミの害から守ってくれました。

人間のために役にたってくれていました。

 

ネズミがいなくなった現代では、ネズミ退治の存在ではなく、

人間の心も和ませてくれるこの愛くるしい存在。

 

猫と人が幸せに暮らせるように、もっと智恵を出し合いましょう。

 

不幸な猫たちを一匹でも減らしたい。

 

 

ローマ市のように猫を町ぐるみで可愛がり、町ぐるみでお世話する、

そんな町になったら幸せだなぁ~!と思う、まにゃづる実行委員会でした。

 

まにゃづるにご協力の皆様、TNRにご協力の皆様、

ありがとうございました。

楽しいイベントを開いて、その中で、人々に「動物たちとの生き方を啓蒙する」こと。

まにゃづるは、そんなことをしています。

 

どれだけ保護する場所を造っても、人の意識を変えない限り、猫や犬を捨てる人は、なくなりません。

問題の根本は、人間の意識にあります。

 

 

保護する場所を造るのも良いかもしれませんが、例えば、3匹を精一杯可愛がってくれる人を10人創れば、30匹が幸せになります。

 

私達一人ひとりのできることは、小さいことかもしれませんが、それが沢山集まれば、大きなことができるかもしれません。

それを進めて行きたい!!

 


2015年9月6日に開催された第1回 真鶴ネコ市「まにゃづる」では、

売り上げの一部+皆様からの寄付金=合計40,613円を、第2回では、31,554円を真鶴町に寄付し、町のネコたちの去勢・不妊手術の補助に使用していただきました。

小さな命にも優しい社会を目指して、飼育・管理のアドバイス・不妊・去勢手術の普及を推進しています。(専門家の講演を開いたり、パンフレットの配布しています)

  

里親探しや保護・啓蒙など、連携・協力していただける個人または団体様を募集しています。

また、イベントに協賛していただけるスポンサーも募集しています。

協力していただける獣医師さん、大歓迎!!

 スタッフとしてお手伝いしていただけるボランティアさんも募集しています。

どうぞよろしくお願いします。

「まにゃづる」実行委員会